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写真左から1.初期消火活動開始 2.消防署への火災発生通報 3.落ち着いて避難する利用者さん
先月、群馬県の老人施設で入所者10名の方がお亡くなりになる夜間の大きな火災が発生しました。
夜間の火災は職員の数も少なく、昼間と違い周りの様子がよく見えないという怖さもあります。悠久の杜でもこの火災を教訓に日々、火元責任者がそれぞれの部署を見回り、点検を重点実施しております。
4月に入り地元消防署から施設への立ち入り検査、また県を通じて消防庁からの防火対策の徹底、緊急調査の通知がありました。
早速に地元消防署からは防火管理者の選任・届け出、消防計画の作成・届け出等の確認調査がありました。悠久の杜からは規定どおり防火管理者の選任・届出、消防計画の作成・届出がなされていることを再度確認し、報告しました。
防災委員会から「多くの利用者さんの命を守る施設として、確認、報告だけではダメだ。抜き打ちの訓練を実施してお互いに確認しよう」との意見で早速に訓練を実施しました。
役割を決められた職員が、決められたとおり動けるか、また利用者さんは落ち着いて、職員の誘導で避難できるかを確認しました。
結果、火災発生の非常警報から始まり、初期消火部隊、通報担当者、避難誘導とスムーズに動くことができ、50名の利用者さんと、その日の勤務職員全員の避難と人員確認まで10分以内で完了できました。
入所の当初は素早く避難できなかった利用者さんも訓練を重ね、落ち着いて早く、お互いに気にしながら避難ができるようになっています。
悠久の杜では甲種防火管理者の有資格者4名と危険物取扱免許保有者が1名おり、有資格者の職員と防災委員会で防災訓練や日常の安全を検討しています。
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写真左から1.両施設合同防災訓練 2.消防署職員指導による消火訓練 3.悠久の郷防火管理者と地元消防団の皆様
悠久の郷で橋本消防署指導と地元の東家消防団の皆様の立ち会いによる防災訓練が行われました。
悠久の杜からも防災・保健委員会の職員、新人職員が参加し体験と更なる技術の習得を行うため参加しました。
出火場所の確認、初期消火、通報訓練、そして順次利用者さんを安全な場所まで避難誘導する訓練を行いました。その後は野外での消火器を使っての消火訓練を行いました。
悠久の杜には今春採用の新人職員が2名いますので、できるだけ訓練の機会を捉え、防災意識と消火器の扱い方や、避難誘導の方法等を覚え、そして動けるようにと採用後に、こういうふうに訓練を積み重ねています。
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写真左から1.消火器の取説を聞く 2.煙体験(30㎝先が見えない!) 3.意見交換と講評を聞く
今日は伊都消防署より職員を派遣いただき、定期的に行っている消火訓練と、煙に取り囲まれた際の避難方法について、講義を受け実際に職員一人一人が体験を行いました。
消火器の取り扱いは訓練の度に行っており、今回は新人職員を中心に体験して貰いました。ベテラン職員は体で覚えていますが、やはり消火器の使い方は体がすぐ反応するように回数を重ねるしかないと思います。
煙体験は、ご覧の写真ではまだ視界がありますが、この後に見る見る内に部屋中が真っ白になり何も見えなくなりました。30㎝先が見えず、姿勢を低くして、かろうじて床が見えるだけでした。
煙体験は会議室で行いましたが、毎朝の朝礼場所ですから職員は部屋の広さや何を置いてあるか分かっているはずなのに、机や椅子にぶつかったり、ドアノブが見つからなかったり、押して開けるドアを引いて見たりとパニックになりました。
見えないという事だけで、これだけ不安になるのですから実際の火事では煙で目が痛くなって開けていられないでしょう。
また呼吸も困難になり、見知らぬ場所では果たして上手く脱出できるのかと想像すると恐くなります。
消防職員からの講評では、「消火は初期消火が一番重要です、そのためにも火災報知器が鳴ったら、必ず消火器を持って現場に走れ」と再度の確認がありました。
消防署は消火のプロですが、私たち職員はこれからも施設の見回り点検を重視し、訓練に訓練を重ねて火災予防のプロに努めたいと思います。
これからも利用者さんに安心と安全に暮らしていただきたいと、職員一同が今日の体験を心に刻みました。
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