|
|
今回は、てんかん発作出現時の対応についてです。
てんかん発作出現時の対応としては次の二つがあります。
1.全身けいれん
呼びかけに反応せず歯を食いしばって全身に力を入れ、顔色は土気色になる。
ほとんどの全身けいれんは数分以内に止まり、後遺症を残すこともない。従って発作の対応の基本は、「できるだけ安全な状態で発作が止まるのを待つ」ということです。
横に寝かせ、発作の激しい動作により怪我をしないように周囲の危険なものを取り除き、発作が止まるのを待つ。
舌を噛まないようにタオルや割り箸を噛ませるなどの行為は、窒息や誤嚥の原因になり、かえって危険であるため行ってはいけません。
発作が15分以上続く場合(状態によっては早急)には医療機関に搬送し、処置を受けます。
2.全身けいれんを伴わない、てんかん発作
全身けいれんを伴わない発作の場合、緊急性はより低い。
発作症状や意識の状態を詳細に観察しつつ、発作が止まるのを待つ。
しかし、30分以上(状態によっては早急)続く場合には医療機関へ搬送するべきです。
つづく
|
|
|