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写真左から1.埃や汚れが付かないように 2.一本一本丁寧に 3.確認を重ねて製品に
自立と社会・経済活動(就労)への参加を促進するため悠久の杜では幾つかの作業をしています。
その作業の一つに割り箸の袋入れ作業があります。
割り箸も食品と同じように消費者の皆さんの口に入るものですから、衛生には十分に気をつけて作業を行っています。商品として買っていただくものですから安全、安心なものが求められます。
その点は障がい者施設だからと許されるものではありません。またPL法(製造物責任法)により問屋さんや販売店の方々に損害をかけてはいけません。
利用者さんは作業中、マスクをして髪の毛が入らないように帽子を被り、埃が入らないようにエプロンをつけ、そして汚れないように使い捨ての手袋をはめて、かつ専用の作業室で行っています。
また別室では袋へ入れる前の箸が曲がっていないか、汚れていないか等を丁寧に確認します。
そしてできあがった完成品は作業指導員が最終確認を行い、責任者の印を押して箱詰めし、出荷となります。
利用者さんはいつも緊張と細心の注意をもって、私語も無く一生懸命に作業を行っています。
こういった日々の作業が働くとはどういう事か、働いてお金をいただくことは大変な労力だと言うことを理解していただけると思います。
また自分たちが作った製品がスーパー等に並んで、買っていただいている事に喜びを感じると思います。
作業工賃は自分で働いたお金ですから、無駄遣いでなく何が欲しいのか真剣に考える事にもつながっています。
自立、自律、そして自率の心を作業を通して積み重ねています。
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